14.土曜日の嘘
さよなら さよなら また会う日まで
悲しい 思いは 置いて行けよ
土曜日の嘘を 覚えているかい
君は頷いて 少し笑った
イメージをいつも 複雑にしてさ
当たり前のことから 逃げているんだよ
歪んだ影法師は 君への思いの形
必ず帰ってくると 信じてはいるけど
海風 優しい 日溜りの中で
大好きな人に 「さよなら」と言った
火曜日の涙 忘れておくれ
君は俯いて 目を閉じたまま
生まれてきた意味は考えないように
どうせ縞麗な言葉しか
浮かばないんだもん
荒れ狂う波の向こうに
消えていく海鳥のように
何かを守り抜く強さを 君に伝えたくて
旅立つ君の背中は
少しだけ大きく見えた
手を振る僕の笑顔は
何故かぎこちなくて
さよなら さよなら また会う日まで
君を忘れないよ 多分
今はただ 涙 零れないように
あの日の嘘を 噛み締めるだけ
噛み締めるだけ
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